多く寄せられる相談
2000年の介護保険法施行を機に有料老人ホームが増えています。都道府県に老人福祉法に基づく届出をしているホームは、1999年は303か所でしたが、2005年は5倍増となっています。そのほか、都道府県に届出をしていない有料老人ホームも増加し、入居者数も大幅に増えているようです。
それに応じて各地の消費生活センターに寄せられている相談も多くなっているようです。
特に、新規参入の老人ホームや入居金が低額の老人ホーム、また都道府県に届出をしていない老人ホーム等の相談が目立つようです。
届出をしていないホームを含む有料老人ホームに関する相談(入居金や入会金の返還、介護サービスの質のまずさ、介護事故等)は、2000年以降、900件近く寄せられているとか。
以下、多く寄せられている相談を列挙します。
介護契約にかかわる相談が9割強
特に、有料老人ホームと訪問介護の相談が多く、次いで、居宅介護支援、ショートステ
イ、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)と介護老人保健施設、デイサービス、ケアハウス、デイケア、訪問看護の相談件数が続いています。
また、介護の質と費用に関する相談が多く見られます。相談内容としては、介護サービスの質と費用に関する相談が多く、解約(退去)の相談、介護事故、事業者選びに困っての相談、取引条件、契約拒否・不能などの相談が多く寄せられています。
無届け有料老人ホームなどに入居の生活保護受給者は全国で約1万4,000人
群馬県で2009年3月、10人が死亡する火災が起きた無届け有料老人ホームなどに入居している生活保護受給者が、全国でおよそ1万4,000人にのぼることが厚生労働省の調査で明らかになりました。
それによると、全国の無届け有料老人ホームなどで生活している生活保護受給者は1万4268人で、そのうちもともと住んでいた自治体ではない他府県の施設を紹介され入居している人が東京都で517人、千葉県で48人、神奈川で15人などあわせて617人にのぼることが明らかに。
施設の数が首都圏で不足している実態が浮き彫りになったことで、厚労省は「今回調査した施設が、届け出義務がある施設かどうかを明らかにしたうえで、必要な対策を行いたい」としている。
千葉柏市、特養ホーム入居待ち1000人
千葉県柏市の特別養護老人ホーム入居待ち者が初めて1000人を突破したことが2009年4月28日、市の最新データで分かったそうです。
市高齢者支援課によると、3月1日現在の入居待機者は前月比39人増の1015人。2005年は700~800人だったが、今後、団塊の世代で介護を必要とする人が増え、さらに入居待ちが増える見込み。
同じ中核市で人口が約1・5倍の船橋市は約800人。柏市は施設の手当てが追いついていない実態が浮き彫りになった。