介護を必要とする高齢者の住まい
高齢者の住まいには、心身の状態によって、各種あらゆる施設・サービスがあります。大まかな分類を見てみましょう。
高齢者になると、心身の状態によって住み慣れた自宅での生活が難しくなることがあります。
◆有料老人ホーム
◆適合高齢者専用賃貸住宅
などのように住まいの形態によってサービス内容が大きく異なり選択の幅が広い施設もあれば、
介護を必要とする高齢者が利用できるものとしては、
◆特別養護老人ホーム
◆認知症グループホーム
◆介護付き有料老人ホーム
などがあり、
医療的管理の下で介護やリハビリテーションを必要とする方のためには、
◆介護老人保健施設
◆介護療養型医療施設(平成24年3月末日をもって廃止)
があります。
ある程度自立していても食事や入浴などのサービスを受けたいという人のためには、
◆ケアハウス
◆軽費老人ホーム
などがあります。
住み慣れた自宅・地域で生活しながら介護サービスを受けたいという方のためには、
◆訪問介護による居宅サービス
などが提供されています。
このように、高齢者の「住まい」は多様であり、個々の方の健康状態やどのような住まいの形態を望むのかなどにより、自分にあった住まい方を考え、見つけていくことが大事になります。
有料老人ホームの入居のチェックポイント
有料老人ホームの入居に当たってのチェックポイントは、
◆経営主体のしっかりした老人ホームを選ぶ
◆県への設置届出がしてあるか?
◆社団法人全国有料老人ホーム協会に加盟し、入居者基金に加入しているか?が第一段階で確認できることです。
また、有料老人ホームに入るには、入居時に支払うお金(入居一時金) とは別に、月々の管理費(光熱水費) や食事等の諸経費などがかかります。よって、無理のない資金計画を立てる必要がります。
こうしたことを踏まえて、積極的に体験入居をするのがお勧めです。たいていのホームは、体験入居制度を用意していますので、積極的に利用しましょう。
宿泊してみて、これからの居住にふさわしいかどうか?
サービス内容が契約書・管理規程・重要事項説明書どおり実施されているか?
また、万一、車椅子での生活をするようになった場合のことを念頭に置いて、ホームの構造設備などを細かくチェックしましょう。
当然ですが、身体機能が衰え、日常生活において介護が必要になったとき、どのような介護サービスが保障されているのかは確認します。また、その際の介護サービス費用がどのくらいかかり、どのように支払うのかというのが重要です。
千葉県が用意している入居チェックリストがありますので、入居を検討する際には使ったらいいですね。
有料老人ホームの入居チェックリスト
千葉県では、有料老人ホームの入居の際にしっかりしたチェックを行ってもらうため、チェックリストを作成しています。
以下がそのチェックリストです。入居を検討する際は、これらに漏れがないかどうかをきちんと確認しましょう。
有料老人ホームの入居チェックリスト
(1)経済的な計画
(a)入居一時金はどのくらい負担できますか。
(b)月々の費用はどのくらい負担できますか。
(2)経営主体
(a)都道府県への届出はされていますか。
(b)社団法人全国有料老人ホーム協会の会員ですか。
(3)立地条件
(a)生活しやすい環境は整っていますか。
(b)最寄り駅からの距離は納得できますか。
(4)施設整備
(a)居室、浴室、娯楽スペース、売店等は満足できるものですか。
(b)手すりはありますか。
(c)段差は少なく、階段は緩やかですか。
(d)ドアのとっては操作しやすいものですか。
(e)ナースコールはついていますか。
(5)防火体制
(a)屋内消火栓等整備されていますか。
(b)避難訓練は実施されていますか。
(c)避難路はついていますか。
(6)痴呆・その他介護体制
(a)入居しているホーム内で介護は受けられますか。
(b)その際、介護にかかる費用負担が別途かかりますか。
(c)介護が必要であるという理由で退去を強いられることはありませんか。
(7)食事
(a)満足できる内容の食事が提供されていますか。
(b)病状等に応じた適切な食事が提供されていますか。
(8)医療・看護
(a)協力病院が定められており、診療科目は十分なものですか。
(b)そこでは十分な治療を受けることができますか。
(9)健康管理
(a)定期的な健康診断が実施されていますか。
(10)運営懇談会
(a)入居者とホーム側の話し合いの場が持たれていますか。
(11)契約書
(a)ホームの類型は書かれていますか。
(b)費用負担の方法はしっかり書かれていますか。
(c)退去時の返還金について書かれていますか。
(d)サービスの種類及び内容は書かれていますか。
(e)一般居室以外に移動させられる場合には、その条件が明確に書かれていますか。